日本人と外国人どっちが薄毛が多い?

薄毛の原因は様々です。ただ、薄毛になりやすいかどうかは、人種によっても違いがあるのか考えたことはありますか?日本人と外国人とを比較したとき、 果たして日本人の薄毛率は高いのでしょうか、それとも低いのでしょうか。

実は、日本は世界全体から考えると薄毛率は低めだと言われています。この違いは、人種によるからだの特徴や文化などが影響していると考えられています。 今回は、薄毛率の高い国や、その原因として考えられる要因についてまとめてみました。

薄毛率が高い国はどこ?

薄毛率が高い国トップ3は、チェコ、スペイン、ドイツだと言われています。この3つの国では、薄毛である人(男性に限る)が10人中4人以上の割合となっています。 そんななか、日本の薄毛率は14位。案外、低いと感じる人が多いのではないでしょうか。

薄毛率の高さは、おおまかに言うと、欧州→北中米→アジアの順となっており、日本をはじめシンガポールやタイ、台湾、韓国などのアジア諸国の薄毛率はいずれも低いことが分かっています。 しかし、アジアのなかでは日本の薄毛率がトップなので、決して少ないとは言えません。

なぜ人種で薄毛率が違うの?

国や人種と薄毛率の関係性については、様々な推察がなされています。たとえば、先進国であるかどうかという観点では、先進国の方が薄毛率は高いです。 なぜなら、先進国は高齢者が多いことや、仕事やストレスに悩む人が多いことが影響するからです。

また、体の特徴についても興味深い推察がなされています。一般的に、日本人よりも欧州などの外国人の方が体毛が濃いイメージがありますよね。 体毛が濃いのは、男性ホルモンが多い証拠でもあります。AGA(男性型脱毛症)の原因は、男性ホルモンが変換酵素によって影響を受けて髪の毛の成長を妨げる症状ですから、男性ホルモンが多いほどそのリスクは高まると言われています。

さらに、雨の日に傘をささない文化も少なからず影響しているのでは、と推察されています。実は、日本ほど天気予報を気にする国はそう多くありません。 雨がふっても気にせず歩き、濡れたまま過ごすことが普通だという外国人の文化は、髪の毛や頭皮によってはマイナスに働きます。濡れたままの髪の毛は、雑菌が繁殖しやすくなり、頭皮に悪影響です。特に都会の汚れた空気に触れた雨は雑菌が繁殖しやすいため、頭皮や髪の毛が傷む原因につながります。

食生活も影響する?

和食は世界に誇る食文化ですが、栄養バランスのととのった食事は薄毛改善の大きなポイントになります。日本が世界各国のなかで比較的薄毛率が低いのは、 食生活も影響しているのかもしれません。肉や穀物中心の食文化が根付いている国では、それだけ薄毛率が高まることが示唆されています。 しかし、今や日本人の食生活も欧米化してきていますから、より注意が必要です。