髪の毛を引っ張ると薄毛になる?

薄毛の原因は体質や加齢、生活習慣によるものだと思っていませんか?こう思っている人は、要注意。 特に、女性の場合は、普段のヘアスタイルが薄毛を引き起こす可能性もあるんです。

髪の毛の長い女性は、仕事中はスッキリとまとめなければならないなど、どうしても必要に応じて髪の毛をゴムで縛ることもありますよね。 また、ヘアセットをするときに、毎日コテで巻いたりすることもあるでしょう。エクステでボリュームアップや個性的な髪型に挑戦しているかもしれません。

こうした“引っ張る”動作は、髪の毛にとってあまり良くないといいます。時に薄毛を進行させるリスクもあるんです。 今回は、髪の毛を引っ張ることでおこる薄毛のリスクについてご紹介します。

少し引っ張っただけで髪の毛が抜けた!これって異常?

さりげなく手ぐしを通したり、シャワーを浴びている最中に抜ける髪の毛、あまり引っ張ったつもりはないのに髪の毛が抜けていると、不安になるかもしれません。 本来、髪の毛はなにもしなくても1日に50本~100本程度は自然に抜けます。ですから、よほどごっそりと抜けない限りは、あまり気にする必要はありません。

健康な髪の毛の場合、ふつうは軽く引っ張った程度では抜けません。もし、軽く引っ張った程度で簡単に抜けるようなら、毛根が弱っているサインかも。 薄毛の原因に心当たりがあるのなら、早めに対処しましょう。

牽引性脱毛症とは?

髪の毛は、引っ張り続けることで抜けやすくなります。例えば、強く縛って結ぶ、毎日ヘアアイロンで引っ張りながらセットする、エクステをたくさんつけているなど、 “引っ張る”ことが日常茶飯事に起こると、髪の毛の根っこの部分が疲労してしまい、抜けやすくなると言われています。

特に、毎日ピッチリとひとまとめにする習慣がある人は要注意。清潔感を出すために、髪の毛がバラバラにならないようセットすることは職場で求められる髪型かもしれませんが、 長時間引っ張られた髪の毛は悲鳴をあげているかもしれませんよ。

牽引性脱毛症を回避する方法

とはいえ、仕事で決まったヘアスタイルであれば、それを守らないというわけにはいきません。仕事でなくとも、おしゃれでポニーテールをしたい時もあるでしょう。 勉強の時は邪魔にならない髪型にしたい気持ちもわかります。

髪の毛に負担をかけないためには、必要以上に引っ張らないようにすることや、毎日同じまとめかたをしない、ゴムで結ぶのであれば、 分け目を微妙に変えながら結ぶなどが効果的。分け目を変えることは、紫外線による頭皮ダメージが集中しないようにする点でも効果的です。ぜひ、試してみてくださいね。